日時 : 2006年9月18日
送信者: Nori Kohwi ,CA,USA
件名 : Peacock Epilogue
I would like to send the final report and photos of our wild peacock.
野良孔雀エピローグ(2006年)
わが町の野良孔雀の話は前回の「後日談」で「終わり」と思っていたのですが、
第一報で8月にきれいな羽が抜けると書きました。
それが実際どうなったのか、その報告を簡単にまとめます。
8月の第一週まで、きれいな羽を広げて、ガレージ前でショーを開いていました。
ここは彼の決まった舞台だったのです。
8月18日、僕達も初めて野良孔雀の羽を拾いました。
抜け始めた最初の頃のようです。
一週間後には野良孔雀が、
いつもの舞台の前を、ショーも開かないで、
そそくさと通り過ぎて行くのを目撃しました。
その時にはだいぶ羽が無くなっていたのです。
舞台の持ち主も”Show time is over.”と言っていました。
9月1日、羽を無くした野良孔雀が帰宅後、松の木の枝で休む姿をとらえました。
暗かったので申し訳ないと思いつつフラッシュをたいて撮ったので、
上の枝に飛び移ってしまいました。
野良孔雀の家の場所をグーグルアースで紹介します。
9月5日、車のホイールに映る自分の姿に見入っている野良孔雀を見つけました。
よく見ると、かろうじて1〜2本の羽が残っています。
「野良孔雀後日談」の写真と比べると、羽の抜けた様子が良く分かります。
僕には何か悲しげな目をしている気がします。
個人的な興味としては、今後どのように冬の雨をやり過ごすのか知りたい所ですが、
わが町の野良孔雀の話は、これでおしまいにします。
やはり、ピーヘンとは巡り会わなかったようです。
芳則
PS:●私事ですが、このエピローグ作成中に、
僕の高校時代同級生の大内君が9月4日病死されたとの報告を受けました。
彼はプロの写真家でした。彼にもこの写真を見てもらいたかった思いです。
大内君のご冥福をお祈りします。